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フランツ・カフカ(と「ゲド戦記」)

以前,N○Kの「1○○分で名著」という番組の中で,
「変身」を書いたフランツ・カフカの紹介があったので,
いくつか読んでみたのですが,

番組でも,書評でも言われている通り,彼の作品は,
文章は簡潔なのですが,言わんとすることはサッパリわからない。
「解釈は人それぞれにある」
と逃げられても,こちらとしては困ってしまう。

例えば,「掟の前で」。たった一段落の作品なのですが,

「掟の門にやってきた男は,門番が通してくれず,
 あの手この手で通ろうとするが,まったくダメ。
 とうとう死ぬ前に,
『なぜ自分以外の者がここに来なかったのか?』と聞くと,
『この入り口はお前専用だったんだ。さあ,閉めるぞ』と答えた。」

自分専用なのに,入れてくれない掟の門?
それは何を意味しているのか?
・・・そこにどういう解釈ができるのか,難しいところです。


ところで,門を通る,というのは一つの「通過」を意味するわけで,
私が今でも印象的に覚えているものは,
あの有名な「ゲド戦記Ⅰ 影との戦い」です。

魔法学院で修行を終えたゲドは,外に出るため門に来る。
「守りの長」は,門を通るために問いかけをする。
その答えは難解で,ゲドは一晩考えるが,わからない。
翌朝,とうとう音を上げた彼に,「守りの長」はこう言う。

「私に聞いてみなされ」

私はこのやり取りが大好きなのです。
自分だけの力で,門(困難)を通れるわけではないのだと。

ご紹介した2つの作品とも,捉え方は様々でしょうが,
よくよく考えると,味わい深いものがありそうです。

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